大阪府吹田市が正規職員(事務職)5人を募集したところ、10日時点で約540倍にあたる約2700人の応募があったことがわかった。
同府摂津市が8日に実施した採用試験にも約200倍が応募したが、総務省公務員課は「自治体ごとの倍率は把握していないが、これほど大きな倍率は初めて聞いた」としている。
締め切りの9日(消印有効)までに到着した1468人分の内訳では、10〜20歳代が29%、30歳代が35%、40歳代が26%、50歳代が10%。応募者の居住地は北海道から九州まで全国にわたっていた。採用試験は22日、二つの大学の教室を借り、職員約70人を動員して行う。
市は当初、2009年の職員採用を見送る方針だったが、厳しい雇用情勢を考慮して10年採用予定分の一部を前倒し。さらに、25歳以下の年齢制限を59歳以下に改めた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090211-OYT1T00467.htm