福島県南相馬市は10日、今月〜2010年3月の計14か月分の幹部職員の管理職手当を5〜10%削減し、この総額計約460万円を緊急雇用対策費として臨時職員の給料に充てることにしたと発表した。
同市では、「ワークシェアリング」の考えを取り入れ、既に職員の残業代を臨時職員の給料にすることを決めており、幹部が率先して失業者対策に協力する姿勢を示そうと実施することにした。
市によると、該当者は部長から主幹級までの職員計95人。部長は10%、次長・参事は7%、課長・主幹は5%の削減で、1人平均の負担額は月約3500円。市長や副市長、教育長は06年4月から給与を10〜15%削減しているため、対象外。
同市は、09年度の1年間、職員の残業代約600万を臨時職員の給料に充てる方針を決めており、管理職手当削減分を合わせた計約1060万円で11人の臨時職員を採用する、としている。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090211-OYT1T00035.htm