瀬戸内海国立公園内の緑地清掃作業を巡る坂出市観光協会の不正受給問題で、松浦稔明市長は10日、職員4人の処分を発表した。減給などの懲戒が3人、文書訓告が1人。松浦市長も9日付で協会会長を辞任し、田中利文副市長とともに減給100分の5(1か月)とする条例改正案を3月議会に提案する。
懲戒処分は、浜田吉彦商工観光課長(56)が減給10分の1(1か月)、元同課長の加藤悟史社会福祉課長(54)が100分の5(1か月)、大野喜美雄環境経済部長(58)が戒告。文書訓告は元同部長の谷口正行都市建設部長(60)。
この日の記者会見で、松浦市長は9日の協会臨時総会で、清掃業務の受注や物品販売などの収益事業を4月に廃止▽現金出納簿の永久保存▽預金残高と現金出納簿を毎月末に照合する——などの再発防止策を確認したと説明。副会長の榊久雪・坂出商工会議所会頭が会長に就任した。
松浦市長は「協会の体制見直しがまとまり、責任を取った。行政への信頼を大きく揺るがす残念な結果となり、深くおわびする」と謝罪した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20090210-OYT8T00976.htm