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2009年02月11日(水) 18時55分

森氏、民営化見直しで首相擁護 「熱意買うべき」と東京新聞

 自民党の森喜朗元首相は11日、徳島市で講演し、麻生太郎首相の郵政民営化見直し発言について「(郵政民営化法には)3年後に見直すと書いてある。首相が一生懸命に取り組もうとしている熱意は買ってあげなければいけない」と述べ、首相を擁護した。

 「民営化に賛成ではなかった」との首相答弁に関しては「胸を張って民営化した方が正しいと思っていた議員は小泉純一郎元首相だけだった。民営化が本当にいいのかという思いはあった」と当時の党内情勢を説明し、殊更問題視すべきではないとの考えを示した。

 ただ一方で「答弁の仕方が悪い。国会で質問を受けるとつい本当のことを言って(当時は)賛成ではなかったとか言う。私が言うのと首相が言うのでは違う」と指摘し、慎重に発言するよう注文を付けた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021101000444.html