2009年02月11日(水) 08時15分
「あの旅館は不衛生」解雇の腹いせ、デマメール男逮捕(読売新聞)
京都市中京区の旅館に関する虚偽の情報をメールで流し、修学旅行の予約をキャンセルさせたなどとして、京都府警五条署は10日、大阪府高槻市南庄所町、警備員高谷正和容疑者(57)を信用棄損と業務妨害の疑いで逮捕した。
高谷容疑者はこの旅館の元従業員で、「解雇された腹いせにやった」と容疑を認めている。
発表では、高谷容疑者は昨年5月、宮崎県西都市役所や茨城県教委、福岡、佐賀両県教育庁など10か所に「公益通報者」を名乗り、「京都へ来られる修学旅行生の皆様へ」と題したメールを送信。「大浴場のお湯は毎日交換しておらず不衛生」「食べ残しの使い回しは当たり前」などと67項目のうその事実を記して旅館の信用を傷つけたうえ、西都市の中学校に予約をキャンセルさせ、旅館の業務を妨害した疑い。
高谷容疑者は2007年7月まで約8か月間、旅館に勤務。この間、旅館の不祥事を外部に通報し、その後、退職していた。旅館側は自主退職だったとしているという。
西都市などによると、市立妻中が昨年7月9、10日に泊まるはずだったが、旅館を中傷するメールが複数回届いたことから、万が一を考えてキャンセルしたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000011-yom-soci