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2009年02月11日(水) 18時56分

西日本で黄砂を初観測 一部で交通に影響の恐れ東京新聞

 気象庁は11日、西日本の広い範囲で黄砂を観測したと発表した。国内で確認されたのは今年に入って初めて。気象庁は12日夜にかけても西日本で黄砂が予想され、一部で視界が悪くなり交通に影響が出る恐れがあるとし注意を呼び掛けた。

 気象庁によると、黄砂が観測されたのは鳥取と松江、広島、高知、松山、熊本、宮崎、大分、鹿児島などで、厳原では見通しの利く距離を示す視程が4キロに落ちた。

 今後、九州北部を中心に視程が5キロ未満になるところもあるという。

 黄砂は、中国大陸の砂漠などから強風で舞い上がった砂が飛来し、空が黄色くかすんだように見える。濃度が高くなると洗濯物や車が汚れたり、航空機の運航に支障が出たりすることもある。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021101000449.html