2009年02月11日(水) 09時18分
三笠フーズなど4社、事故米不正転売で数千万円利ざやか(読売新聞)
米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)による工業用「事故米」の不正転売事件で、逮捕容疑となった工業用ベトナム産米の食用偽装取引を通じ、三笠フーズなど関係する4社が、計約1億2600万円を売り上げていたことが、大阪、福岡、熊本3府県警の合同捜査本部の調べでわかった。
安い工業用のベトナム産米を混ぜて正規の食用米と見せかけた上、伝票だけの取引で単価をつり上げており、合同捜査本部は、4社が不正に得た利ざやは、数千万円に上るとみている。
捜査関係者によると、三笠フーズは、殺虫剤「アセタミプリド」に汚染された工業用のベトナム産うるち米598トンを2007年9〜11月、3回に分けて計約1130万円で購入。うち約450トンを混ぜ込んで酒造加工用の「特定米穀白米」と見せかけたコメ計約896トンを、昨年1〜8月に、酒造会社6社に売却した。仕入れ時点で18・9円だった1キロあたりの単価が、酒造6社に渡った時は、69・5〜98円になっていたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000012-yom-soci