山形県食品安全対策課は11日、同県上山市葉山の老舗旅館「日本の宿『古窯』」に宿泊した客ら114人が、下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えたと発表した。うち1人が入院中のほかは快方に向かっているという。
村山保健所は、同旅館を同日から3日間の営業停止処分とし、食中毒の原因や汚染経路を調べている。
県などによると、旅館に宿泊するなどして7日夕食と8日朝食を食べた山形、埼玉、群馬の3県の団体客ら114人が発症。19人が病院で診断を受け、うち山形県の1人が県内の病院に入院した。
社員旅行で宿泊した19人が9日から食中毒症状を訴えて診療を受けたと、埼玉県から山形県に連絡があった。