大阪府の橋下徹知事(39)は10日、府の2009年度一般会計の当初予算が11年ぶりに黒字に転じる見通しになったことを明らかにした。08年度予算で、人件費の削減や建設費などの歳出抑制に踏み切ったことなどから、予算の執行段階で剰余金が数百億円生じ、財源に充てられることになった。09年度予算の査定段階では最大450億円の財源不足が生じる恐れがあったが、橋下知事は記者団に「財政再建へかじを切ることができた」。初登庁時の「財政非常事態宣言」から1年で出した結果に胸を張った。
大阪府の当初予算は1999年以降、赤字続き。08年度も50億円の赤字予算だったが、解消できる見通しという。
文科省や教育委員会など“挑発”してきた橋下知事。この日も、府と大阪市の水道統合をめぐり、市議会の各派が、一部事務組合を主張する府の合理化案に反対していることを受けて「こんな時期に反対する政治的感覚が全く分からない」と市議会を批判した。
(2009年2月11日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090211-OHT1T00066.htm