モンゴルのウランバートルで北海道富良野市出身の日本語教師、鈴木千恵さん(38)が殺害された事件で、モンゴルの警察本部は11日、強盗殺人容疑で、住所不定のモンゴル人の男(29)を10日午後に逮捕したと発表した。
発表によると、男は現場近くの路上に暮らすホームレス。「7日未明に鈴木さんの首を絞めて殺害した」と犯行を認めており、鈴木さんの所持品の口紅を持っていたという。
男は2004年にモンゴル東部ヘンティーからウランバートルに移り住んだが、最近は仕事がなく、空き瓶などの廃品回収をしていた。
別の警察関係者によると、男は鈴木さんの携帯電話と現金3万ツグリク(約1700円)を奪ったと供述しているという。
鈴木さんは6日夜、日本人の友人宅で食事をした後、帰宅。7日未明、自宅近くの路上で殺害されているのが見つかった。首に絞められたようなあとがあり、財布など所持品がなくなっていたことから、警察は強盗殺人事件とみて捜査していた。(共同)
(2009年2月11日13時38分 スポーツ報知)
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