2009年02月11日(水) 23時42分
野党議長が首相就任=経済再建へ決意−ジンバブエ(時事通信)
【ロンドン11日時事】ジンバブエからの報道によると、最大野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が11日、昨年3月の大統領選の結果をめぐり対立してきた与党との連立に基づく統一政府の首相に就任した。政権発足は13日の予定で、ムガベ大統領は留任する。
ツァンギライ氏は首都ハラレ市内で行われた就任式で宣誓。この後、支持者らを前に演説し、崩壊状態にある経済の立て直しを最優先課題に据え、政権運営に取り組む考えを示した。一方、ムガベ氏も別に演説し、ツァンギライ氏との協力を約束した。
ツァンギライ氏の首相就任により、約1年続いた同国の政治混乱に一応の終止符が打たれると期待が高まっている。しかし、多数の死傷者を出した与野党対立の根は深く、政権運営が順調に進むかどうかは予断を許さない。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000089-jij-int