記事登録
2009年02月11日(水) 22時57分

仏機、許可なく滑走路進入=中国機が着陸やり直し−関空時事通信

 11日午後、関西国際空港を出発しようとしていたパリ行きエールフランス291便ボーイング777−300型機(乗客乗員341人)が、管制官からの許可がないまま滑走路に進入し、滑走路の手前約8キロの上空まできていた北京発中国国際航空927便ボーイング737−800型機(同73人)が着陸をやり直すトラブルがあった。
 国土交通省によると、管制官は同零時40分ごろ、仏機に滑走路手前での待機と、離陸準備が整ったら通報するよう指示。仏機側は「準備ができた」とだけ答えたので、管制官は「滑走路手前で待機」と復唱するよう求めた。これに対し仏機は復唱したが、直後に「既に滑走路上にいる」と応答。このため管制官は中国機に着陸やり直しを指示した。
 管制官はその後、同零時44分に仏機に離陸を許可。中国機も同零時58分、予定より約15分遅れて同空港に着陸した。 

【関連ニュース】
〔写真特集〕最新鋭の787、A380から懐かしの機種まで・航空機の写真
座席部品の耐火試験で不正=性能、合格基準より1割劣る
バイオ燃料でテスト飛行=日航、アジアで初
動翼破断機に燃料漏れ出火=05年のスカイ機エンジン故障
「すぐに離陸」が勘違い誘発=日航機無許可滑走・運輸安全委

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000085-jij-soci