2009年02月11日(水) 22時53分
日産、電気自動車の海外生産検討…環境対応で米に融資申請(読売新聞)
日産自動車は、2010年度から販売する予定の電気自動車(EV)について、米国など海外での生産を検討していることを明らかにした。
米エネルギー省が環境対応車の開発支援のために創設した、総額250億ドル(約2兆2700億円)の低利融資制度の適用を申請したこともわかった。
カルロス・ゴーン社長は9日の記者会見で、「米国、日本、欧州、中国でEVの生産工場を対象とした助成を得るため、政府と交渉を進めている」と表明しており、欧州や中国政府にも今後、申請する方針だ。EVの技術開発には多額の資金が必要なため、各国の低利融資が活用できれば、EVの海外生産を進める考えだ。
日産は10年度に日米でEVを販売し、12年度から世界市場に投入する。08年度から3年間で座間事業所(神奈川県座間市)に120億円を投資し、5万台分の自動車向けリチウムイオン電池を生産する方針も決めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000054-yom-soci