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2009年02月11日(水) 22時38分

奇祭「スミツケ祭り」顔に墨つけ無病息災願う 群馬産経新聞

 群馬県玉村町上福島地区に古くから伝わる奇祭「スミツケ祭り」が11日行われ、顔に墨を塗った子供らが同地区住民の顔に墨をつけ、無病息災を願った。

 この祭りは、かつて疫病が流行したときに、転んで顔に鍋の墨がついた女性が病気にならなかったという言い伝えに由来し、300年以上前の元禄年間から続いているといわれる。

 輪切りにしたダイコンを手にした参加者は同地区内を練り歩きながら、路上にいる人らに次々と墨をつけていった。

 子供に墨をつけられた小林正昭さん(65)は「伝統行事が子供に引き継がれているのはいいこと」と笑顔だった。

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