2009年02月11日(水) 21時30分
鉄鋼最大手ミッタル、2300億円の赤字…10〜12月期(読売新聞)
【ロンドン=是枝智】鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミッタルが11日発表した2008年10〜12月期決算は、世界的な景気低迷で鉄鋼需要が大幅に落ち込み、純利益が26億ドル(約2300億円)の赤字に転落した。
四半期ベースで赤字に陥ったのは、06年にミッタル・スチールとアルセロールが統合して発足して以来、初めてだ。自動車や建設市場の悪化で、売上高が前年同期より2割以上減ったことが響いた。
08年12月期(通期)の純利益も、前年同期比9%減の93億ドルにとどまった。約9000人の人員カットなどで経費削減を目指すが、09年1〜3月期の設備稼働率は6割弱にとどまるとしており、今後も厳しい経営が続きそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000049-yom-bus_all