記事登録
2009年02月11日(水) 20時40分

沖縄・銃弾事件で米海兵隊「流れ弾証拠ない」…実弾訓練継続へ読売新聞

 米海兵隊キャンプ・ハンセン演習場近くの沖縄県金武(きん)町で昨年12月、乗用車のナンバープレートに銃弾がめり込んでいた事件で、在沖縄米海兵隊は11日、「最近の実弾射撃訓練の流れ弾という決定的な証拠が確認できなかった」と発表した。

 同隊は今後も実弾射撃訓練を継続する方針を示したため、地元は反発を強めている。

 同隊報道部によると、米国からの弾道専門家が現場や回収された銃弾を調べたが、訓練との関連を示す証拠は見つからなかった。事件当日に訓練していた部隊も、流れ弾を防止する手順を守っていたことが確認できたとしている。

 県警は、米軍が訓練で使用しているM2重機関銃の銃弾と断定しており、海兵隊に詳細な説明を求める。

 金武町の儀武(ぎぶ)剛町長は「米軍の流れ弾の可能性をすべて否定するものではなく、訓練の継続は納得できない」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000045-yom-soci