元米国務長官のジョージ・シュルツ氏(88)が中国新聞のインタビューに応じ、「核兵器廃絶を目指す行動が世界をより安全にする」と強調した。
米国内で取材に応じたシュルツ氏は、冷戦終結後も世界各地で核の開発や拡散が続き、管理が行き届かない核が存在したり、テロリストに渡ったりする懸念を指摘。「冷戦期よりも脅威は高まっている。核兵器自体をなくすことが必要だ」との考えを示した。
被爆国日本には、地球規模での廃絶に向けた取り組みに主導的な役割を果たすよう期待した。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902110049.html