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2009年02月11日(水) 20時25分

<サッカー>日本0−0豪州(前半終了) W杯最終予選毎日新聞

 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組の日本−オーストラリア戦は11日、横浜国際総合競技場で行われた。

 △日本0−0オーストラリア△(前半終了) 

 日本は前半、細かいパス回しで主導権を握った。前半5分、右サイドからの田中達のクロスに玉田が合わせたシュートはわずかに右に外れた。その後もサイドからの攻め上がりやFKなどでチャンスを作ったがオーストラリアの防御を崩しきれず無得点。

 オーストラリアはこぼれ球を拾って攻撃を仕掛け、前半終了間際にケーヒルがミドルシュートを放ったが、GK都築が正面でキャッチした。  

 〇…中盤のサイドで先発した松井が、持ち味を発揮したプレーで攻撃を活性化した。立ち上がりから得意のドリブルで積極的に仕掛け、前半だけで相手選手2人のイエローカードを誘発。オーストラリアのピム監督は、J1京都に在籍していた03年当時の指揮官。しかし、思うように起用してもらえなかったといい、試合前に松井は「いじめられたから、やり返さないと」と話していた。後半12分にピッチを退いたが、海外挑戦を経て成長した姿を、かつての恩師に見せつけた。

 ○…オーストラリア代表は左腕に喪章を付けてプレーした。南東部のビクトリア州などで大規模森林火災が発生し、多数の被災者が出たため、亡くなった人々に弔意を示した。ピム監督は「史上最悪の山火事。悲惨なニュースを聞いて胸が痛む」と哀悼の言葉を口にし、試合開始前には観客も含め、場内全体で黙とうもささげられた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000052-mai-socc