2009年02月11日(水) 20時23分
アフガン支援・北朝鮮で協力関係を確認…日韓外相会談(読売新聞)
【ソウル=加藤理佐】日韓両政府は11日の中曽根外相と柳明桓(ユミョンファン)外交通商相の会談で、国際社会での協力関係を深めていく方針を確認した。
その一環として、アフガニスタン復興支援に関し、カブールにある韓国の職業訓練センターに日本政府が専門家を派遣するほか、民間活動団体(NGO)が進めている大豆栽培事業を共同支援するとした。
また、昨年6月の日韓外相会談で合意した国連安全保障理事会改革など国際機関のあり方を話し合う高級事務レベル協議について、今年3〜4月に東京で初会合を開くことを決めた。
約1時間10分の会談中、約30分が北朝鮮問題に割かれ、両外相は日米韓3国の連携の重要性を確認した。中曽根外相は「北朝鮮は緊張を高めようとしている。日韓米を分断させてはならない」と強調、柳外交通商相も「緊張を高める行動は好ましくない」と応じた。
このほか、両外相は〈1〉経済連携協定(EPA)交渉再開に向けた実務協議を課長級から審議官級に引き上げる〈2〉10年間で1000人の韓国人理工系学生を日本に留学させる事業を継続する−−ことでも合意した。
中曽根外相と李明博(イミョンバク)大統領との会談では、「成熟したパートナーシップ関係」の構築に努めることで一致した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000042-yom-pol