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2009年02月11日(水) 19時48分

<卓球>「気楽にやろう」との心持ちで好プレー…Vの藤沼毎日新聞

 ◇卓球・「ジャパントップ12大会」(11日、東京・代々木第2体育館)

 ◆女子決勝

 ○藤沼4−2福原●

 6年ぶりの優勝を、藤沼自身が驚いていた。「勝ち負けを気にせず、気楽にやろうと思っていたので」。おおらかな心持ちが、「ここまで来ると思ってなかった」という決勝でも好プレーを引き出した。

 第1ゲームは落としたが、「対策というほどでなく、ここを注意しようと簡単に考えて」プレーを修正。第2ゲームからは緩急をつけながら、要所で思い切って攻めた。迷いなく打った球は変化も大きく、福原のミスを誘い3ゲームを連取。第4ゲームは9連続得点など圧倒した。

 シドニー、アテネ両五輪に連続出場したが、北京は逃した。今年の世界選手権は、昨年10月の代表選考会で1位通過し、いち早く代表入り。しかし最近の練習では課題が克服できず苦しんでいた。「今までは考え過ぎて、おかしくなることが多かった」という。

 世界の舞台が、国内大会ほど甘くないことは知っている。だが今大会で、新たな自分が見えた。「世界選手権でも、できるだけ楽な気持ちでやりたい」。26歳にとってこの優勝が、大きな転機となるかもしれない。【石井朗生】

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