2009年02月11日(水) 19時29分
<森元首相>「党の悪口、残念」政界再編の動きけん制(毎日新聞)
自民党の森喜朗元首相は11日、徳島市で講演した。党内に高まる政権批判について「分が悪くなると、すぐに浮足立って党の悪口を言い、『自分はいい政策を掲げている』『野党と協力して、新しい旗のもとに政党を作る』と言う人が多い。残念なことだ」と批判した。中川秀直元幹事長ら、政界再編を志向する動きをけん制したものとみられる。
森氏は、麻生太郎首相の郵政民営化見直し発言について「一生懸命取り組もうとしている首相の熱意は買ってあげないとならない。頭から『見直しなんかとんでもないことだ』『けしからん』と言うなら、北朝鮮と変わらない」と強調した。「(当時)民営化が正しいと思った議員は、小泉純一郎元首相だけだった」と振り返り、首相の見直し発言に理解を示した。【高山祐】
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