三原グランドパレス破産準備（中国新聞）
三原市城町の宴会、会議場施設の三原グランドパレス（資本金3000万円、江口節社長、従業員32人）が１月末に営業停止し、破産申請の準備を進めていることが10日、分かった。
東京商工リサーチによると、負債総額は約３億9000万円。同社は1976年に設立し、78年に結婚式場、会議室などがある現在のビルをＪＲ三原駅前近くに建てた。開館当初は競合も少なく、ピーク時の92年８月期には売上高が５億9000万円だった。
その後、企業の経費削減策などで宴会場の利用者が減少。結婚式場も周辺の競合施設に押された。売上高はピーク時の半分以下に落ち、資金繰りが厳しくなっていたという。
【写真説明】１月末で営業停止した三原グランドパレス