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2009年02月11日(水) 00時00分

年金通帳預かりで初の摘発中国新聞

 高齢者に高金利で貸し付けた際、年金など公的給付金が振り込まれる通帳などを預かったとして、広島県警生活環境課と広島中央署は10日、広島市西区の貸金業者(59)を貸金業法違反(預金通帳等の保管制限)と出資法違反(超高金利)の疑いで再逮捕した。保管制限違反での摘発は広島県内初。

 調べでは、業者は昨年1月から今年1月にかけて、市内の無職女性(73)ら計4人に計6回、計155万5000円を貸し付け、法定の約11.5—4倍に当たる39万5000円の利息を受け取った疑い。

 さらに、12月、この女性を含む2人から、年金や生活保護費が振り込まれる預金通帳計2通とキャッシュカード計2枚を預かった疑い。中央署は、債権回収の目的で預かったとみている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902110022.html