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2009年02月10日(火) 13時36分

早川政務官「予算成立したら辞任」、ブログで明かし騒ぎに読売新聞

 早川忠孝法務政務官(自民党町村派、衆院当選2回、埼玉4区)は10日午前、法務省で記者会見し、「やるべき仕事がなくなったら早く自由にさせていただきたい。予算が仕上がった段階で、法務省としての仕事はほぼ終わる」と述べ、2009年度予算案と関連法案が成立した段階で辞任する意向を明らかにした。

 辞任理由には、党で法務行政に取り組むことを挙げた。同時に、「ねじれを解消し、新しい政治の流れを作らないといけない。自民党と(民主党の)よい人が合体すれば一番良い」と語り、政界再編を志向する姿勢を示したが、自らの離党は否定した。

 麻生首相は10日午前、国会内で森法相と会い、「真意を確認し、対応してほしい」と指示した。法相は早川氏を呼び、「しっかり仕事をしてもらいたい」と伝えた。法相はその後の記者会見で、「『職責は全うする』と約束したので心配していない」と述べ、辞任はなくなったという見方を示した。一方、自民党の笹川総務会長は記者会見で、「このまま放置すると予算委員会で(野党から)呼び出される。その前に辞任をしておいた方がいい」と語り、早期辞任を求めた。

 早川氏は9日付の自らのブログで、予算関連法案成立後の辞任を表明していた。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090210-OYT1T00373.htm