[資生堂]「理想の顔立ち」簡単に
厳しい寒さが続いているが、化粧品各社はいち早く春向けの新商品を発売した。 化粧品の2大ブランドである資生堂の「マキアージュ」、カネボウ化粧品の「コフレドール」で、この春の傾向や流行を見てみよう。(経済部 小嶋伸幸)
2005年8月の発売から4年目を迎えたマキアージュは今回初めてリニューアルした。“売り”は、約1万2000人のアンケート調査で導き出した「理想の顔立ち」を、メークで実現できること、という。
顔に明暗をつけて、「理想の顔立ち」に近づける法則をコンピューター解析で発見した。これを応用したフェースカラーでは、5色を順々に塗るだけで、顔に陰影をつけ、すっきりした顔立ちに仕上げる。アイシャドーは5色の色で立体感をつけ、大きく美しい目元に見せる。
[カネボウ]「透明感ある色」楽しむ
一方、07年12月の発売から2年目となったカネボウ化粧品の「コフレドール」は、肌を明るく輝かせるラインアップだ。この春の流行は「明るく透明感のある色」だといい、それを意識した商品作りとなった。例えば、口紅は透明感の高い色で、「まるで唇の内側から輝いているようなつやめく口元」(カネボウ化粧品)を演出するという。アイシャドーは、光の反射で輝きを放ち、うるんだような魅力的な目元をつくることを狙った。
両ブランドは「トータルメーキャップブランド」と呼ばれる。ファンデーションなどのベースメーク商品から口紅などのポイントメーク商品がすべてそろっており、同じブランドの中から商品を選べば相互に相性がよい。価格もおよそ2000円〜5000円で手が届きやすい。スーパー、ドラッグストア、化粧品専門店など近場で購入できるのも特徴だ。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090210ok01.htm