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2009年02月10日(火) 00時35分

大分コンサル社長逮捕へ=架空業務で協力者5人−キヤノン工場脱税事件・東京地検時事通信

 キヤノン工場建設をめぐる脱税事件で、コンサルタント会社「大光」(大分市)の大賀規久社長(65)が計約30数億円の法人所得を隠し、脱税した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は9日、法人税法違反容疑で近く逮捕する方針を固めたもようだ。特捜部は同日、一部脱税で協力したとして「浪速コンサルタント」(大阪市)の代表難波英雄容疑者(61)ら5人を逮捕した。
 大賀社長は日本経団連会長の御手洗冨士夫キヤノン会長との親密な関係を利用して発注業務に強い影響力を持ったとされ、特捜部は同社の大型プロジェクト工事をめぐる脱税事件の解明を目指す。
 難波容疑者のほか逮捕された4人はいずれも同容疑者のグループ会社の関係者で、架空の業務委託を受けるなどしたとされる。同容疑者は容疑を否認しているという。 

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〔用語解説〕「大分のキヤノン工場」
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