H2Aロケット15号機で打ち上げられた香川大工学部の超小型人工衛星「KUKAI」について、プロジェクトチームは7日、親機と子機を分離する第1回の実験で、2機をつなぐ釣り糸(約5メートル)が十分に伸びていなかったことを確認した。
釣り糸を巻くリールに不具合が生じた可能性が高いという。
同チームによると、リールの回転数が少なく、子機が親機を撮影した画像が黒かったため、2機は数センチしか離れていなかったと判断。原因については、リールの回転を止めるロックが正常に解除されなかったためと推定した。チームはロック解除の命令を出し、実験を再開するとしている。