尾道市と県立広島大(本部・広島市南区)は、福祉や就学前教育などの分野で包括協定を結ぶことを決めた。10日、尾道市役所で調印式を行う。
協定期間は2010年3月末までで、それ以降は毎年更新する。想定している連携事業は、就学前の子どもの発育を行政と地域がサポートする「子育て地域支援システム構築」の研究▽大学教授による子育て支援講座や、介護予防などを盛り込んだ高齢者支援講座の開催▽県立広島大と市立尾道大の学生交流—などとしている。
包括協定は市の課題解決やまちづくり施策の実施に当たり、大学の知的財産を活用するのが狙い。 県立広島大が自治体と包括協定を結ぶのは6件目、市が大学と締結するのは初めてとなる。