2009年02月09日(月) 03時00分
イラン大統領選、ハタミ師が出馬表明(読売新聞)
【テヘラン=久保健一】イラン改革派の中心人物、モハンマド・ハタミ前大統領(65)は8日、テヘラン市内で講演し、今年6月12日に行われる同国の次期大統領選に立候補する考えを表明した。
大統領選には、保守強硬派の現職アフマディネジャド氏(52)の出馬も確実視されており、同国政治の2大勢力である保守派と改革派の全面対決になる可能性が高まった。アフマディネジャド政権のもと、核開発推進や軍拡など強硬路線を推し進める同国の今後の進路を左右する戦いとなりそうだ。
ハタミ師は講演で、「イラン国民が抱える問題を除去し、世界での地位を高めるための一歩を踏み出したいと思う」と述べ、アフマディネジャド政権下での高インフレ率などの経済的苦境や、核開発推進による国際的孤立の解決に取り組む意欲を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090209-00000002-yom-int