【ミュンヘン8日共同】ドイツ南部ミュンヘンで開かれていた安全保障国際会議は八日、アフガニスタンの治安回復に向けた支援協力などを議論、三日間の日程を終了して閉幕した。
八日は米国のジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)やアフガンのカルザイ大統領、ドイツのユング国防相らが参加。治安が悪化しているアフガンに対する、北大西洋条約機構(NATO)などの支援の在り方を中心に討議した。
オバマ米政権はアフガンに米軍増派を計画しており、バイデン米副大統領は七日の演説で「米国と同盟国が責任を持つべきだ」と指摘。NATOのデホープスヘッフェル事務総長も各国に増派の協力を求めた。
NATO加盟国では英国などが増派に積極的だが、ドイツなどは慎重姿勢だ。