任期満了に伴う山口県田布施町議選は八日、投開票され、新議員十三人が決まった。内訳は現職十人、元職一人、新人二人。全員が無所属だった。
旧柳井市、旧大畠町との合併めぐる議会解散から四年。前回から一減となった定数を一人上回る十四人が選挙戦を展開した。各候補は「地産地消を進めて農業を再生する」「企業誘致に走り回り、住民と手を携えて不況を乗り切る」など新たな活力創出を訴えた。「合併した先進地が活性化していない」などの理由から合併問題は大きな争点とならなかった。
開票は同町下田布施の町商工会館サリジエで町民が見守る中、進められた。当日有権者数は一万三千六百四十二人。投票率は65・43％で前回71・20％を５・77ポイント下回った。