2005年4月、広島市との合併記念として、佐伯区湯来町の住民たちが伏谷地区の狐原山に桜の苗木を植えて5年目になる。新芽も出始めたため、「春には初の花見を」と期待。11日には枝の剪定(せんてい)や草刈り作業を計画している。
合併当時、「都市部に埋没しない魅力づくり」を目指して発足した住民グループ「湯来ふるさとプロジェクト」が苗木250本を植樹。その後、50本増やし、年3、4回、草刈りや遊歩道の整備を続けている。植樹場所にはカヤなどが生い茂る場所もあり、手入れはなかなか行き届かない。それでも1メートル程度の大きさだった苗木が3メートルを超えるほどに育ち、今は枝に新芽が並ぶ。
住民グループは都市部の住民にも参加を呼び掛けている。電話090(1183)4626。
【写真説明】桜の育ち具合を確認する佐々木万八さん(左)たち「湯来ふるさとプロジェクト」メンバー