2009年02月08日(日) 00時01分
米外交に「新たな基調」=対ロ関係改善に意欲−米副大統領・ミュンヘン安保会議(時事通信)
【ミュンヘン7日時事】バイデン米副大統領は7日、就任後初の外遊先となる独ミュンヘンで開催中の安全保障会議で演説し、オバマ米政権は内政だけでなく外交でも「新たな基調」を打ち出すと宣言した。副大統領は「米国はより多くのことを行うが、パートナーの国々にもより多くのことを求める」と述べ、ブッシュ前政権の「一国主義」と決別し、多国間主義に立ち返る姿勢を訴えた。
副大統領は演説で、ロシアとの関係について「リセットボタンを押す時が来た」と述べた上で、「米ロが協力できる、また協力すべき多くの分野を再発見する時だ」と強調。前政権時代にこじれた関係改善に強い意欲を示した。
ただ、ロシアが反対するミサイル防衛(MD)システムの東欧配備計画については、「技術が証明され費用効率が高ければ、イランの拡大する軍事能力に対抗するために開発を続ける」と語った。イランについては対話する意思があることも確認した。
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