高知県室戸市の椎名漁港で、覚せい剤約百二十キロの入ったバッグ四個が見つかったことが八日、分かった。七日には室戸岬の南約八十キロの太平洋上で不審な船が見つかっており、県警と高知海上保安部が関連を調べている。
県警などによると、七日午後四時ごろ、第十管区海上保安本部(鹿児島)の航空機が室戸岬沖で不審船を発見。連絡を受けた高知海上保安部は同九時半ごろ、県警に通報した。周辺を警戒していた室戸署員が約一時間後、堤防の上に四つのボストンバッグがあるのを見つけた。中にはそれぞれ黒い布で包まれた三十キロ程度のものが入っており、覚せい剤と判明した。
また同じころ、漁港から不審な男二人が車で立ち去ったとの情報があり、県警は捜査。徳島県内でこの二人とみられる中国籍の男を見つけ、事情を聴いている。