ソマリア沖海賊対策で護衛艦とP3C哨戒機の派遣に向け、現地の情報を収集する防衛省の調査チームが八日、成田空港を出発した。
二十日までの日程で、海賊が活動するアデン湾周辺のジブチ、イエメン、オマーンのほか、米海軍第五艦隊司令部があるバーレーンを訪問。港湾、空港施設や食糧の確保先など、活動拠点を決める上で必要な情報を集め、海賊取り締まり状況の情報交換をする。
調査チーム代表を務める防衛省統合幕僚監部の
浜田靖一防衛相は一月二十八日、海自などに派遣準備を指示。現地調査や訓練など一カ月程度の準備をした上で、海上警備行動が発令されれば護衛艦二隻を派遣し、その後P3C三機前後も派遣する方針だ。