【リオデジャネイロ7日共同】ブラジル北部アマゾナス州で七日、コアリ発マナウス行き小型旅客機がアマゾン川支流のマナカプル川に墜落、乗客ら二十人のうち四人は救出されたが、十六人が行方不明になった。地元メディアなどによると、日本人とみられる乗客はいないという。
墜落したのは地元航空会社「マナウス・アエロタクシー」の小型機で、七日午後、州都マナウスの西約三百六十キロのコアリを離陸。マナウスの管制官に対し、悪天候のためコアリに戻ると連絡した後に交信が途絶えたという。
事故機は川に水没、駆け付けた救助当局者らが後部座席の四人を救出した。生存者はエンジン一基が停止したと証言しており、航空管制当局が事故原因を調べている。
墜落現場はマナウスの南西約八十キロ地点。アマゾン地域では地方都市間を結ぶ小型機が多数運航されている。