2009年02月08日(日) 11時13分
投資2社、73億円集め破綻=元実業団バレー選手が経営−月5%配当うたう・大阪(時事通信)
実業団チームに所属していた元バレーボール選手の女性(44)が経営する大阪市の投資会社2社が、延べ700人以上から総額約73億円を集めて配当を停止し、52億円以上の元本が焦げ付いていることが8日、分かった。
2社は大阪市中央区の「EMIKO・フィールド」と「EMIKO・LLC」。それぞれ「E&D」「M&M」という匿名組合を使っていた。
代理人弁護士らによると、両社は2005年末ごろから「配当は毎月5%、1度も滞ったことがない」などと説明し、「日経225オプション取引」への投資名目で出資者の募集を開始。「出資者を紹介すれば、手数料として出資額の5%を支払う」というマルチ商法的な勧誘で出資者を増やした。
全国の700〜800人から約73億4000万円を集めたが、07年9月までに配当は停止し、少なくとも約52億1000万円の元本が償還できていないという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090208-00000023-jij-soci