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2009年02月08日(日) 01時26分

願いを夜空に 台湾でランタン祭り産経新聞

 旧正月(春節)明けの風物詩、ランタン祭りが台湾全島で始まった。日本時代には炭坑の町として知られた北部・平渓では7日、馬英九総統が出席する中、日本から秋田県仙北市に伝わる紙風船も特別参加して実施。願いを託した「天灯」と呼ばれる大型ランタンを一斉に夜空に放ち、会場一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。

 熱気球の原理を応用した高さ1メートルほどのランタンは、三国志の時代に諸葛孔明が軍事情報を伝える手段としたのが起源とされる。台湾で最も古くからランタン祭りが行われている平渓では、この日だけで5000個以上を飛ばした。

 台湾のランタン祭りは春節後最初の満月を迎える旧暦の1月15日前後に実施される。平渓では期間外も一基100元(約260円)ほどで手軽に飛ばすことができるため、隠れた観光スポットとして注目されている。(台北県平渓、長谷川周人 写真も)

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