宮崎空港(宮崎市)に近い工事現場で陸上自衛隊が8日午前、先月下旬に見つかった不発弾の回収作業を行い、同空港の発着が一時規制された。
作業は、当初見込みの約1時間から大幅に遅れて約2時間45分後に終わったが、日本航空の遅延運航を予定していた2便が欠航、2便が臨時便への振り替えとなった。全日空は1便が欠航、2便が目的地を鹿児島空港に変更し、オリエンタルエアブリッジも2便が欠航した。ほかにも数便に遅れが生じた。
作業では、現場から半径400メートル以内の住民約1700人に避難を勧告し、陸自が信管を除去して回収。空港西端が避難区域にかかるため、発着規制をすることになった。
不発弾は、太平洋戦争中に米軍が使った250キロ爆弾(直径約35センチ、長さ約120センチ)。先月24日、同市本郷北方のガソリンスタンド拡張工事中に見つかり、重機が接触したため安全確認の期間を置いた。
(2009年2月8日16時13分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090208-OHT1T00179.htm