米ハリウッド映画のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の春季アルバイト採用面接に応募者が殺到している。7日から3日間の選考会が始まり、応募者は昨年同期の2倍以上となる1827人。応募者は10代中心だが、約2割は30〜50代が占めており、厳しい雇用情勢が反映された形となった。採用担当者は「2001年3月に開園して以来の希望者数。不況の影響では」と驚いている。
対象は15歳から59歳。入場案内係、アトラクションや飲食店の運営、店舗販売員など26職種、約1200人を採用予定。27日から3月1日に予定される後期募集と合わせると3600人以上の応募が見込まれており、倍率は3倍にふくれあがる可能性がある。同社によると、これまでは時給800〜900円台という給与や立地条件などからアルバイトが集まりにくかったが、昨年秋ごろから応募者が増えてきたという。
アルバイトから契約社員や正社員に昇格する例もあり、倉庫関係の会社で契約社員だった大阪市大正区の男性(36)は「契約が更新されず、昨年から就職活動をしているが難しい。USJは大きな会社で雇用が安定しているので応募した。正社員を目指したい」と話した。
(2009年2月8日06時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090208-OHT1T00054.htm