【ウランバートル8日共同】モンゴルのウランバートル警察によると、ウランバートルの路上で七日朝、日本語教師の日本人女性(38)の遺体が見つかった。首に絞められたようなあとがあるほか、財布など所持品もなくなっており、警察は強盗殺人事件とみて捜査している。
警察によると、女性はモンゴルとロシアの合弁の小中高一貫校「第三学校」に勤めるスズキ・チエさん(漢字不明)。
現場はデパートなどがあるウランバートルの中心部で、スズキさんは六日夜、日本人の友人宅で食事をした後、七日午前二時(日本時間同三時)ごろ、一人で友人宅を出た。帰宅途中に被害に遭ったとみられる。
一緒に食事をした友人が七日昼になってもスズキさんと連絡が取れないことから、警察に捜索願を出した。学校によると、スズキさんは同校で五年間、日本語を教えていた。
ウランバートルは、二〇〇六年に国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアとして働いていた日本人男性が、自宅で強盗に襲われ殺害される事件が起きるなど、治安が悪化傾向にある。