岩手県警生活環境課などは八日、浄水器を違法に売りつけたとして、詐欺と特定商取引法違反の疑いで、浄水器訪問販売「メディカル・フューチャー」(東京都台東区)の元盛岡支店長
同社は昨年十一月、違法販売を繰り返したとして岩手県から三カ月間の業務停止命令を受けた。
県警によると、盛岡支店は二〇〇四年八月ごろから昨年七月ごろまでに青森、岩手、秋田の三県で計約千百人に浄水器を販売。売り上げは約四億五千万円に達したとみており、さらに捜査する。
調べでは、四人は昨年六月、共謀して浄水器の点検を装い、青森市の事務員女性(53)宅と青森県八戸市の女性(67)宅を訪問。「この浄水器の寿命は終わっていて機能しません」などとうそを言って浄水器を買い替えさせ、計五十数万円をだまし取った疑い。
岩手県警によると、佐藤容疑者らは定価約四十六万円と設定した浄水器を「定価より値引きする」などと言って販売していた。