【ニューヨーク8日共同】米スポーツ専門誌スポーツイラストレーテッド(電子版)は7日、大リーグ、ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が、レンジャーズ時代の2003年に実施されたドーピング検査で、筋肉増強効果のある2種類のアナボリックステロイドに陽性反応を示していたと報じた。
03年は大リーグがドーピング検査を導入した年で、陽性反応者の比率を調べるために実施。選手会との合意に基づき、陽性反応者の名前は公表せず、罰則もなかった。
陽性反応を示したのはテストステロンとプリモボラン。ロドリゲスは同誌の取材に対し「この件は大リーグ選手会と話すべきだ。わたしは何も話すことはない」と答えたという。
33歳のロドリゲスは通算553本塁打を放ち、最優秀選手3度の大リーグを代表する強打者。07年オフに10年総額2億7500万ドル(約253億円)の契約をヤンキースと結び、大リーグ最高の年俸を得ている。