【ニューヨーク7日共同】米中西部オハイオ州のエリー湖で七日、湖面を覆っていた氷が岸から離れて流氷となり、氷上で穴釣りをしていた人たちが漂流した。百人から百二十五人が同日午後までにヘリコプターや船で救出されたが、水に落ちた一人が死亡した。
現地からの報道によると、湖を覆っていた厚さ約六十センチの氷が幅約十三キロにわたって岸付近で割れ、約九百メートル沖まで流れ出し、多くの釣り人が気づかないまま氷上に取り残された。
エリー湖は冬の時期、パーチと呼ばれる魚の穴釣りでにぎわう。厚い氷も気温の上昇と強風によって巨大な流氷となることがあるという。