2009年02月07日(土) 19時09分
<ラグビー日本選手権>帝京大、金星逃がす…リコーと死闘(毎日新聞)
◇ラグビー・第46回日本選手権(7日、東京・秩父宮)
△帝京大25−25リコー△(トライ数でリコーの勝利)
関東対抗戦を初制覇した帝京大が、2季ぶりにトップリーグ復帰を決めたリコーと引き分け、あと一歩のところで金星を逃した。
帝京大は、25−25の同点で迎えた試合終了直前に右サイド中央線付近でPKを得た。距離はあるが、FB船津のプレースキックは定評がある。しかし、船津はその時、左脚にけいれんを起こして退場。代わりに途中からWTBに入っていた沼尻がキックの準備に向かった。「けりたかったが、(沼尻を)信じていた」という船津の願いもかなわず、沼尻のキックは1メートルほど届かず、勝ち越しゴールにはならなかった。
試合後、リコーのフッカー滝沢はぶぜんとした表情で「何もできなかった」。帝京大は守りの出足が良く、「ブレークダウン(タックル後のボール争奪戦)で我慢できた」(CTB井本)と、社会人相手でも、まったくひけをとらなかった。
トライ数で下回り、上位進出は逃した。しかし、岩出監督は「持っている力を再確認する試合だった。大きな経験になる」と振り返り、地力の高さを印象づけた試合にわずかながらも満足感を漂わせた。【吉見裕都】
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