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2009年02月07日(土) 18時42分

<北朝鮮>テポドン準備、肯定も否定もせず…訪朝の米元大使毎日新聞

 【北京・西岡省二】北朝鮮による長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備について、同国を訪問し7日経由地の北京に戻った米国のボスワース元駐韓大使や元当局者・研究者らは、「(北朝鮮側は)肯定も否定もせず『状況を見守るべきだ』としていた」と述べた。

 北京空港で記者団に語った。元大使は核問題をめぐる6カ国協議に関し「北朝鮮側は『引き続き努力できる』との立場だった」と話し、北朝鮮が核問題でオバマ米政権との交渉に意欲を示したことを明らかにした。

 オバマ政権発足後、米国の元当局者らの訪朝は初めてだったが、元大使は「オバマ政権からのメッセージも、平壌からのメッセージもなかった」と語った。

 北朝鮮側の会見相手は外務省・軍・経済関係の高官としたが、名前については言及を避けた。

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