谷村志穂の同名小説を原作にした映画「余命」が7日に公開初日を迎え、東京・新宿で主演の松雪泰子さん、夫役を演じた椎名桔平さんらが出席して舞台挨拶が行われた。
松雪さんが演じたのは、待望の妊娠がわかったとたん、乳がんが再発してしまう女医・百田滴役。
主人公の滴を演じて以来、「朝、目が覚めるたびに今日も元気であることがとてもありがたく感じる。映画を見たら、その感想をぜひ大事な人と語り合って」と話した。いっぽう椎名さんはロケが行われた沖縄・加計呂麻島での撮影がとてもいい雰囲気の中で行われ、役に入り込む余り、「撮影前のテストで松雪さんの声を聞くと、それだけで涙が止まらなかった」とエピソードを披露。
映画は、治療をせずに子どもを産むか、子どもをあきらめ治療に専念するかという滴の選択の物語であると同時に、過酷な現実を受け止め成長していく夫婦の物語でもある。
映画「余命」は7日から全国の映画館で公開される。2月14日には、カップルで見ると2000円になる「バレンタイン割引」が実施される劇場もある。
動画はこちら 「『余命』の舞台挨拶に松雪泰子、椎名桔平ら」◎
「余命」2月7日(土)より全国ロードショー
監督:生野慈朗
出演:松雪泰子、椎名桔平、奥貫薫、宮崎美子他
公式サイト:http://www.yomei-love.com
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(ヨミウリ・オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090207ok03.htm