下帯姿の男たちが勇壮にぶつかり合う恒例の奇祭「国府宮(こうのみや)はだか祭」が7日、愛知県稲沢市の国府宮神社で行われた。暖かな冬晴れのもと、約19万人の見物客が詰め掛け、参道は熱気に包まれた。
はだか祭は1200年前から続く伝統の神事。毎年1人だけ選ばれる「神男(しんおとこ)」に触れると厄落としになるとされる。
午後5時ごろ、神男となった市内の自営業加藤博康さん(29)が参道に現れると、約1万人の「はだか男」たちが殺到し、祭りは一気に最高潮に。打ち水がさかんに浴びせられる中、色とりどりの鉢巻きをしめた人々が「わっしょい」の掛け声とともに激しいもみ合いを繰り広げた。
(2009年2月7日20時07分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090207-OHT1T00228.htm