同級生の父親をだまし、現金約145万円を振り込ませたとして、警視庁捜査2課は7日までに、詐欺の疑いで広島県出身の住所不定、無職津末慎容疑者(25)を逮捕した。
調べでは、津末容疑者は昨年2月から3月にかけ、高校の同級生の父親である広島県福山市の会社員(57)に家出中の同級生を装い「ヤミ金に金を返さないといけない」と電話。2回にわたり現金を振り込ませた疑い。
捜査2課によると、津末容疑者は同じ高校出身で、振り込め詐欺グループのリーダーの男(26)から、同級生が2005年に借金が原因で家出したことを知らされ、実家をターゲットにすると決めたらしい。
事情聴取に会社員は「久しぶりに息子から電話がかかってきたと信じ込んでしまった」と話したという。
リーダーの男は津末容疑者から「うまくいった」と聞き、昨年3月に同級生の交通事故示談金名目で会社員からさらに約50万円をだまし取った疑いがあり、捜査2課が立件する方針。
(2009年2月7日18時47分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090207-OHT1T00204.htm