2009年02月07日(土) 22時22分
<甲子園>ビール対決へ アサヒの牙城にキリンが挑戦(毎日新聞)
キリンビールは3月21日開幕の選抜高校野球大会から、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の外野席で売り子による生ビール販売に乗り出し、球場で長年独占的にビールを販売してきたアサヒビールの牙城に挑戦する。一方アサヒは、缶ビールの販売をやめて生ビールに一本化したり、売り子の制服をピンク色に一新して対抗する。
甲子園球場のビール販売は、アサヒの創業地が大阪府吹田市で縁が深かったため、同社の専売状態が続いた。キリンは98年から一部売店でビールの販売を始めたが、07年の販売量は約1万2000リットルにとどまる。しかし、昨年3月に内野席側に提携レストランを出店させるなど球場の改装を機に攻勢を強め、08年の販売量は約8万リットルに伸ばして球場内シェアは約10%になった。売り子20人を投入する今年は約20万リットルを販売し、シェア20%を目指す。キリンの赤堀寿美・近畿圏統括本部長は「甲子園は関西の元気の象徴。執念で入れてもらえた」と悲願の参入を喜ぶ。
アサヒは引き続き内野席やアルプス席での専売を続ける。缶ビールを販売していた外野席は生ビールに切り替え、「おいしいビールで甲子園を盛り上げていきたい」という。【横山三加子】
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